韓国ハイブックス社における不正出版について

 

 

 

 

キャンディの事件の判決が確定してから3年たとうとしています。

 

しかし、2003年2月、韓国でも知られた出版社だという<ハイブックス社>から完訳版としてハードカバーの豪華本<キャンディ・キャンディ全五巻>が大々的に書店で発売され、インターネットでも販売をおこなっています。

その出版に当たって、韓国の大手新聞社<中央日報>のホームページに記者の署名、メールアドレス入りで宣伝記事を載せるという堂々たる大胆さでたいへん驚きました。

むろん、水木にはなんの許可願いもきていません。

 

早速、向井弁護士からその記事を書いた記者にメールをしてもらい、また、<ハイブックス社>にも連絡を入れました。しかし、何度連絡をしても責任者は不在であり、回答もないままです。

その後、本の出版にあわせるかのように、韓国には日本からの<不正グッズ>があふれ始めました。かつて事件の業者達が韓国にしげく通っていた、ということを思い起こしています。

 

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追記

2004年 9月5日

 

上記の経緯をホームページにまとめようとしていたところ、<週刊新潮>に「冬のソナタ」の記事が載りました。

 

記事に書かれたキャンディの漫画<完訳版>というのは、おそらくこの<ハイブックス社>の漫画本だろうと推測しています。

韓国では、70年代からアニメはきちんとした契約のもとに放送されていましたが、漫画本については<正式に契約され出版された>ことは今まで一切ありませんでした。

韓国で出回っているのはすべて、海賊版です。

 

しかし、今回のように大手新聞社まで巻き込んだ<ハイブックス社の海賊版>は今までにないことで、たいへん困惑し、疑惑を抱いております。